HIPHOPファンの方の中で、熱狂的な「J Dillaファン」って多いですよね。自分もDilla大好きです。むっちゃ影響受けました。

さて、そんな彼のドラムサウンドが現在、サンプリングパックのサブスクリプションサービスである「Splice Sounds」でダウンロード出来るようになったことをご存知でしょうか?

しかも「Dilla風のサウンド」じゃなくて、どうやらスラムビレッジのメンバーやDillaの友人たちによって「Fantastic Vol1」と「Fantastic Vol2」で使われたドラムキットがダウンロード出来ます。

※英語苦手なので本当にオリジナルのサウンドなのかはイマイチ不明ですが、Dillaのお母様のインタビュー動画も出てますので本物を提供と考えて良いでしょう。

使う・使わないは別として全部DownLoadしました

正直なところHIPHOPのビートメイカーとしてはDillaは偉大すぎてDillaの使っていたドラムサンプルを作品に使うかどうか滅茶苦茶悩むところだと思います。

しかし、ダウンロードして鳴らしてみるくらいは良いんじゃないでしょうか。自分はHIPHOPのビートを作るのですが、実際にこの音を作品に使うかどうか考えると使っちゃいそうな気がしますね。

MPCにサウンドをアサインして鳴らしてみるとあのDillaサウンドが出ます。もちろんビートのタイミングに関しても彼は非常に独特ですので同じにはなりませんけれどね。

ただ、近頃出版された「J・ディラと《ドーナツ》のビート革命」というDillaの本でもやはり「ドラムブレイクからサンプリングされたサウンドをEQして自分のものにする必要がある」というHIPHOPビートメイカーのポリシーに関する一文が有り、他人の作ったドラムサウンドをそのまま使って良いものかどうかというあたりについて悩む人は本当に多そう。

本来であればドラムブレイクが入っている音源をDigして、そこから自分のサウンドにしていくというのが王道かとは思いますが、時代は既に2018年。

90年台とは制作スタイル、機材、ポリシーもだいぶ変化していると思いますので、結局そのあたりは本人のスタンスになりそうな気がします。

自分は正直言うと他のプロデューサーのオフィシャルのドラムサンプルなんかはバリバリ使う派なんですけれど、でもDillaとなるとリスペクトが過ぎてまんま使うのは「恐れ多い」みたいな気持ちであります。

DownLoadするにはSplice Soundsに登録する必要がありますよ

SpliceSoundsは「サブスクリプション(月間定額制)」でサンプルをダウンロード出来るサービスです。

毎月100点のサンプルがダウンロード出来るのですが、実は使わなかった月のポイントは翌月に持ち越しになるんですね。しばらく見てなかったんですけれど久々にログインしたらポイントが900近く溜まってたので気づきました。

別にDillaのドラムサウンド以外にも、他の有名プロデューサーのオフィシャルのドラムキットですとか、HIPHOP以外のジャンルの様々なサンプルパックが大量に登録されています。

私は昨年登録したのですが、登録されているサンプルパックもどんどん増えていますので、登録しても損は無いなって感じです。

プランは「$7.99で100サンプル」「$13.99で300サンプル」「$21.99で600サンプル」の3つのコースがありますが、7.99$のコースで自分は十分でした。

登録はこちらからですね。

書籍「J・ディラと《ドーナツ》のビート革命」もおもしろかったです

Dillaのビートメイキングって結構謎ですよね。ドラムのタイミングひとつとっても独特で、どうやってるんだろ?って感じているHIPHOPのビートメイカーって多いと思うんですよ。

ちょっとズレたというか、ヨレた感じのドラムは他にはDiangeloのVoodooでQuestLoveもやっていますが、アレは同時期に偶然的に二人が同じアプローチに気がついたらしいですね。

非常に独特というか「その人そのもののリズム感」がDillaのビートにはありますよね。

私はDillaが好きなのでMPC3000を買ってしまいました。

で、Dillaと同じ様になるかというともちろんそんな事はありませんけれど、あのパーカッシブでパンチの効いたタイトな音はします。

で、書籍の発売ですよ。Dillaのビートメイキングの秘密が解るのでは!と期待しましたけれど、実際はそんな事はありませんでした・・・。

ただ、意外だったのは病室でDonutsを制作する時にはノートPCにProToolsをインストールしてMIXやエディットの作業をしていたという話でした。

DonutsはRolandのSP303で制作したのでは?などと噂が有りましたけれど、本にはその点は全く書いておらず・・・。

しかし彼の幼少期から人となり、90年台のHIPHOPシーンにおいての他のビートメイカー達の背景など、LAへ移住し天才Madlibとの邂逅など、HIPHOPファンであれば間違いなく楽しめる内容です。

HIPHOPファンであれば読んで損の無い一冊ですので、一家に一冊いかがでしょうか?