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意外ですか!?ビジネスパーソンがアメーバブログを使ってはいけない理由7つ!!

無料ブログサービスで、頑張ってブログ運営している中小企業の方が相当いらっしゃいます。中でもユーザー数が多いのは「アメーバブログ」通称アメブロじゃないかな、と思います。

弊社クライアント様もCMS導入前にアメブロでブログを書かれている方が結構いらっしゃるのですが、正直ウェブ制作屋さんとしてずっと「なぜアメブロなんだろうか?」と思っていました

正直なところ、アメブロに利点が無い訳ではないのですが、もっと優れた無料ブログは有ると思っています。

目次

アクセス解析が水増しされている

アメーバブログのサイドメニューには、アクセス解析がついています。実はわたくし、Googleのアクセス解析をアメブロに埋め込んでいたのですが、アメブロが表示しているアクセス数と、GoogleAnalitycsで解析したアクセス数が違います

なんとアメブロ側では「約三倍」程度、アクセスの水増しが有りました。

あれは恐らくですが、「マイページ」への訪問者の数もカウントしているのでしょう。記事は読まれていないという事です。しかし、ブログを見ている人の数だと思ってアクセス解析を間に受けると危険です。

これは「ビジネス」に必要な情報の精度が不足しているという事です。商用には向いていません

ブログサービスなのか、SNSなのか

アメブロの特徴ではありますが、ブログを書く事が出来るのと同時に、多くのアメーバユーザーと交流が出来るSNS的機能が充実しています。

もしかしたらブログは利用せずにSNS的な機能だけを利用しているユーザーもかなり多いのでは?

そういった中途半端なポジションの為、ブログとしての機能が他社と比較して充実しているか、というとやはり他の機能に予算を割いている為でしょうか。ほんのり色々と物足りないというか、ともすればちょっと「意地悪」な仕様になっていたりします。

印象としては、「ブログ公開機能+MIXI」みたいな印象ですかね。重要な検索エンジン経由のアクセスなど捨て置いて、アメーバユーザー同士交流出来てればいい、という思想のサービスな気がします。

検索エンジン対策に弱い

FC2ブログなどは頑張っているとそこそこアクセスを集める事が出来たりしました。また、Googleが提供している「Blogger」も検索エンジンからのアクセスが集めやすいです。

アメブロはどうだ?と言われると、「駄目ですね」と即答したいです。素直にBloggerとかFC2とかを利用した方がいいんじゃないでしょうか。

検索結果で上位表示されるアメーバブログもたまにありますが、それはサイト設計の良しあしというよりは、コンテンツの質だったりブログが長期間定期的に更新・運営されていたり、という要素の方が高く、同じような内容で、もっとSEO対策に効果的なサービスを利用した場合はアメーバブログでは勝てないでしょう。

デザインの自由度が低い

ビジネス利用でアメブロを利用している方は、俗にいう「魔改造」を施してヘッダー画像やグローバルメニューを無理やり付けている方がかなりいらっしゃいます。

ちょっと中を開けていじってみた事が有るのですが、柔軟にカスタマイズできるかどうか、という点においては「さっぱりだよ!全然だよ!!」と言いたいです。

そもそも「柔軟にカスタマイズできない」システムを、「柔軟にカスタマイズする」場合、業者に依頼するとお金がかかりますよ。「5万でカスタム請け負います!」とかやってらっしゃる業者の方をみた事がありますが、四回我慢してプロにサイト制作を依頼した方が収益化はたやすいでしょう。

親切じゃない。全然

利用してて最も「イラッと」来たのが、「ブログ記事の一括エクスポートが出来ない」という点ですね。FC2ブログみたいなブログだと、割とすぐに出来ますが、アメブロはそもそも「記事の一括エクスポート機能」なんて備えていません

「他ブログに移る様な奴に俺らは優しくしねえ!!」という意思が見え見えです。しかも、頑張って書いた記事の所有者というのは実は「サイバーエージェント(アメブロの会社)」になってしまいます。

どういう事かというと、アメブロに書かれた記事を、サイバーエージェントは勝手に利用できる、という事です。この時点でそもそも商用利用が全然向いていない事が解りますよね。

また、「記事の一括削除」も対応していません

しかし、今までに書いてきた記事は大切な資産です。優れたシステムにインポートする事で、より多くのアクセスを集める事が出来る事を思うと、やはりエクスポートとか一括削除とかはさせてくれないと悲しい気持ちになります。

そう、アメブロは「利用ユーザーから金を徴収したい」のです。課金サービスが大量にある事から解りますよね。根本的に「自社都合」が「ユーザー都合」よりも優先されてしまいますから、お勧め致しません。

スパムユーザーが多い

アメブロのコメント欄には大量のコメントが残されます。内容は大体「ブログ読ませて頂きました☆私も頑張ってブログ更新しているので、良かったら見に来てくださいね♡」といった内容です。

そして、そのブログを見に行くと大抵「主婦が副業で年間500万稼いだノウハウ!!」とか、そーいう情報商材まがいのブログにたどり着くハメになります。

そう、アメブロをビジネス利用すると、どうしても上記のような「スパム業者系」に間違われてしまうリスクが高いです。

大体、ユーザーのほとんどは「遊び」で利用しており、まさか遊ぶ為の課金以外で消費しようなんて思っていませんよね。

そうです、言ってみれば「アメブロユーザーは遊びに来ている」わけであって「なんらかのサービスを利用・消費しようとしている」わけではない、という事です。

ターゲットが違いすぎ

検索エンジン経由でのアクセス集めは不利という事は前述しました。では、どのようなユーザーのアクセスを集めやすいのかという事になりますと、「アメブロで遊び倒しているユーザー」や、前述の「スパム業者ユーザー」、または「同じようにビジネスしているユーザー」になります。

そもそも「遊びで利用しているユーザー」は、製品やサービスを購入しようと検討しているかもしれませんけれど、根本的には「SNS的感覚で遊びで使っている」というのが現実です。

また、「スパム業者ユーザー」は「金をくれ」と思っていても払う事は有りませんよね。

同様に「ビジネス利用ユーザー」も「我々を知って是非検討下さい!」と言うばかりでお客にはならないでしょう。

そう、それならばFaceBookの様な、商用利用もでき、成果も出しやすいSNSでの活動に精を出した方が有益ですし、ブログを書くのであれば検索エンジン経由で適切なユーザーからのアクセスを集めるべきでしょう。

ブログを書く、という行動を結果に反映させるならもっとほかに方法がありますよ。

オフィシャルサイトの「ブログ」をクリックしたらアメブロに飛んだ

地味に多いのですが、普通の会社のサイトのブログのリンクをクリックしたらアメブロに飛ぶケースが有ります。別にいいちゃいいのですが、これはちょっと損をします。

理由としてはいくつかあります。まず、自社サイトのドメインと、アメブロのドメインが異なる為、アメブロの更新を頑張ってアクセス数を増やしても「本体サイトへのアクセス」が増加したことにはなりません。

また、昨今のGoogleの基準として、「マメに更新し、ページが充実しているか」というものがあります。やはりアメブロを頑張っていても自社サイトのページは増えませんので、「自社サイトにメリットが無い」状態になりますよね。

通常、あまり言わないのですが「ブランド力」というのも関連してきます。お客さんはアメブロを見て、ウェブ制作に予算が裂けなかった会社だろう、と思うと思います。要するにちょっと舐められてしまう可能性が有ります。

それよりも、アメブロ利用を提案してしまうウェブ業者がたまにいると思うんですが、舐めてますね。まず自力でCMSの構築が出来ないというのをカミングアウトしているようなもんですし、ユーザーの稼働が売り上げに直結するようなサイト運営を考えた場合、「ブログ機能は外部ブログサービスに依存」なんてちょっと知識が有れば絶対にやりません。

最後に

別に「絶対にアメブロをやるな!」と言っている訳ではないのですが、折角時間をかけてブログ運営をするならもっと効率的な手段が有る、という事です。

1つの記事がもたらすリターンを計算すると、まめにアメブロを更新するよりも、きちんとした書き方を学びWordpressサイトなどを更新していった方が成果が上がります(実績多数ありますので断言!)。

たしかにTVCMを頻繁に打っていてメジャーな感じのするアメブロですが、「ビジネスで利用」という事を考えるとこれは「100円ショップの工具で家を建てる」とか「日産マーチでF1参戦」とか、そういった感じの無茶だと思います。

別に100円ショップも日産マーチも、もちろんアメブロだってダメじゃありませんが、「本気の勝負」には物足りない、という事です。

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