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パララックスサイトはパッパラパーサイトかもしれない。パララックスサイトの問題点まとめ。

パララックス、というのはJqueryというJavaScriptを応用した技術で、ウェブサイトに視覚効果や動きを付ける事なのですが、過去はそういったサイトをFlashで作成していましたが、FlashサイトではSEO対策が難しい為、年月を得てウェブサイトでアニメーションや視覚効果をJqueryで行う様になりました。

しかし、タイトルに有る通り、もしかしたらパララックスサイトはパッパラパーなのかもしれません。本日はパララックスサイトがパッパラパーサイトとなりうるケースをご案内します。

目次

ページのローディング時間を考える必要

パララックスサイトはほぼページのローディングが発生します。多くの場合、画像読み込みを行っている最中が見えてしまうからです。大体ほとんどのパララックスサイトが画像やソースコードを全て読み取り終わった後に表示を開始するようになっています。

しかし、このページローディングの時間は必要でしょうか?

Googleがサイトを評価する基準として「ページ読み込み速度」が関係していますので、ページローディングは正義では有りません。よって、ある業種にとってはパララックスサイトは必要ありません。

パララックスが必要無いのはコーポレートサイトやECショップでしょう。ECショップは買い物をさせる為のサイトですので、余計な視覚効果で商品購入の導線に時間をかけさせる必要は有りません。

コーポレートサイトも同様で、アパレルなどの美的要素を思い切り表現する必要が有る場合を除き、パララックスは必要ないでしょう。

少なくともユーザーは「情報を得たい」と思っているはずです。「アニメーションを楽しみたい」などと誰も思っていないのです。

サイトのデータが大きくなる

サイトを軽量化した方がSEO対策に効果が上がります。昨今ではページの読み込み速度を上げる施策を行うケースも増えています。過去は画像で行っていたレイアウトやデザインも、最近であればCSS3で対応出来る様になってきました。

画像を減らす事でページの読み込み速度を上げる事が出来る様になったのです。

画像の容量を減らす工夫も行われている中、Jqueryライブラリの読み込み、またパララックスの為の大量のソースコードが必要になりますので、パララックスサイトはSEOの視点では不利になる可能性が有ります。

少なくともSEO対策を意識的に行う上ではパララックスサイトを作成するべきでは有りません。

ユーザビリティ

恐らく最も犠牲になるのはユーザビリティです。前述の通り、読み込み速度が遅いのはユーザーにとっては不快な要素。また、クリックしたいボタンが表示されるまで時間が必要だなんて、ユーザビリティを犠牲にしているとしか思えません。

また、パララックスサイトは回線が弱いユーザーからすると、非常に読み込みが遅くなってしまいます。

読み込みが2秒2秒遅くなると、直帰率は50%増加してしまうという話もあります。これはユーザーが情報の取得に余計な時間をかけたくないという心理が有るからです。

最後に

視覚効果ふんだんのサイトは確かにみていてワクワクするものです。弊社でも「業種」を絞ってふんだんにアニメーションするサイトを作成した事はあります。

ブランドイメージの向上が目標である場合は有効ですが、具体的に売上などを追及するサイトに関してはパララックスは必要ないでしょう。

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