さて、前回の記事ではウェブマーケティングを始めるにあたって、最低限必要なものについて書きました。

今回の記事では「ウェブマーケティング」を実際に行っていく上で絶対に必要となる「知識」について書いていきたいと思います。

目次

SEO対策とは?SEO対策を理解する!

ウェブマーケティングを始める上で、絶対に理解が必要なのが「SEO対策」です。

SEO対策とは「Search Engine Optimization」日本語で表現すると「検索エンジン最適化」という意味です。

簡単に説明すると、GoogleやYahooなどで検索を行った時に、特定のキーワードで「表示順位を上げる」為の対策のことです。

何故、SEO対策が重要かと言いますと、表示順位でページがクリックされる率が大幅に変わるからです。

2017年の検索順位別クリック率
1位 :約21%
2位 :約11%
3位 :約 7.5%
4位 :約 4.7%
5位 :約 3.4%
6位 :約 2.6%
7位 : 約2.7%
8位 : 約1.7%
9位 :約 1.7%
10位:約 1.6%

ビジネスでホームページを活用しようとすると、自分の業種や提供サービスで検索結果の一位を目指す事が重要になります。

例えばですが、もし一般家庭向けの清掃業を行っているのであれば、「◯◯市 ハウスクリーニング」という検索キーワードで一位を取る事で、多くのアクセス数を稼ぐ事が可能になるということです。

ですので、多くのウェブ制作会社やブロガー、アフィリエイター達が、様々なキーワードで順位が上がるように「SEO対策」に取り組んでいるのです。

「ハウスクリーニング」というキーワードで検索をすると、以下の表示になります。

SEO対策

大企業がしのぎを削っていますが、やはりおそうじ本舗の独走状態でしたね。

検索キーワードを理解する

検索キーワードを理解する
たまにいらっしゃるのが「ウチのホームページは会社名でSEO対策一位なんだぜ!」と仰られる方です。

コレは全く効果の無いSEO対策です。

もし、社名で一位を取りたい場合というのは、さほど難しく有りません。

そもそもSEO対策をなんのために行うかという事を理解していなければならないのですが、ホームページを広告、もしくは営業マンだと想定した場合「自社のサービス・商品を全く知らない人に知ってもらう」という事が非常に重要なのです。

この事を理解出来ていないとウェブマーケティングは100%失敗します。

一章で書いたように、ハウスクリーニングのサービスをしている会社ならば「地名 ハウスクリーニング」で一位を取る必要がありますし、仮に全国展開している大規模なフランチャイズチェーンのサイトの場合であれば、ただ一言「ハウスクリーニング」というキーワードで一位を取る必要が有ります。

ですので、ウェブマーケティングを実際に仕掛ける際、SEO対策が理解出来た後に理解すべきことは「どの様なキーワードで順位を目指すのか」ということです。

例えで「ハウスクリーニング」の業種を選んでいますが、この場合は「清掃」と「ハウスクリーニング」とどちらが良いか、また「BtoBの清掃サービス(清掃というキーワードになる)」と「BtoCの清掃サービス(清掃代行もしくはハウスクリーニングというキーワードになる)」を両方行っている場合はどちらをターゲットにするか、という検討が必要です。

この場合は、競合他社のウェブサイトを倒しに行くか、もしくは少々ずらしたキーワードで一位を取りに行くか、という検討が必要なのですが、「キーワードの検索ボリューム」を調べる事が出来ますので、正道でしたら「検索ボリュームの大きいキーワード」を選ぶことになるでしょう。

しかし、長く徹底的にウェブマーケティングを行っているウェブサイトよりも高い順位で表示させることは非常に難しいため、このキーワード選定は非常に悩む事が多いところです。

実は地方の中小企業ほどウェブマーケティングに早く着手した方が良いのにな、と思うことがあります。

そもそも同業他社がウェブマーケティングに力を入れていない事も多く、「地名+業種」でも十分に刺さっていける余裕が地方にはあります。

反面、首都圏、とくに東京はウェブマーケティングに力を入れている企業が多いので、なかなか大変ですね・・・。

SEO対策はコンテンツ時代!勝てるコンテンツとは?

SEO対策はコンテンツ時代!勝てるコンテンツとは?

さて、SEO対策、検索キーワードが理解出来たら今度は「コンテンツ」を理解する必要が有ります。

「コンテンツ」とは「情報のなかみのこと」です。

で、コンテンツといっても様々です。

ウェブサイトの場合、トップページや自社のサービスを紹介するページなど、きちんと構成を練ってレイアウトとデザインを行う「固定コンテンツ」と、ブログ機能・CMS(コンテンツマネジメントシステム)を利用したコンテンツが有ります。

こちらの両方がSEO対策を行ううえで非常に重要になって来るのです。SEO対策の重要事項として「コンテンツの質」というのが非常に大切になっているからです。

コンテンツの質とは?

コンテンツの質を判定するのは「Googleの検索エンジンロボット」です。クローラーといって、世界中のウェブサイトのソースコードを読み取っているプログラムのことです。

そしてこのクローラーが読み取る情報というのが「サイトのソースコード」です。

ですので、いくら面白いコンテンツを用意していても、画像ばかりの場合はクローラーから評価されません。

適切なHTML言語でマークアップされた「テキスト文章量」が必要になります。

そして、文章量と同様に必要になるのが「独自性」です。他社のサイトの文章を丸々とコピーしてきた様なサイトは「ペナルティ」としてサイトの評価を下げられてしまいます。

サイトの評価が下がると、SEO対策で順位が下降すると考えてください。

きちんと、自分の脳内に有る情報を、自分の言葉で書いていく事が大切です。

トップページやサービス紹介ページなどの固定のコンテンツに関しては、ある程度ウェブ制作会社側で提案や修正なども行えますが、ブログで書くコンテンツは自力になってしまいます。

そして、現在のウェブマーケティングで稼ぐ方法はたった2つしか有りません。「自社サービス・製品に関連するブログを書いてサイトの評価を高める」という方法と「アクセス数を稼ぐためにお金を払って広告を打つ」という2つの方法です。

もし、多くの広告費を割けるだけの資本が有れば、別に問題は有りませんけれど、そこまで広告費にさく資本がない場合は「自分が資本」になります。自力で広告をするという事ですね。

自力でマーケティングを行う場合は自社のサービスを様々な角度からブログなどで紹介していく作業が必要になるのです。

自力が厳しい場合は、費用をかけて外部ライターに記事制作を依頼するパターンも最近は増えています。

ハウスクリーニングの場合は様々なコンテンツが考えられますね。

「ハウスクリーニングのプロが教える大掃除テクニック!」ですとか、ニーズが有りそうなコンテンツを大量に用意していくとサイトの評価が上がっていきます。

あまり自分の業種に関係の無いコンテンツを量産するのを「雑記ブログ」というのですが、雑記ブログは少々上級者向けで個人向けです。企業の方には雑記ブログはおすすめしません。

専門的なコンテンツで勝負される事をおすすめします。

最後に

前回に比べれば少々前進した「ウェブマーケティングで稼ぐ」でございますが、これでもまだまだ初歩中の初歩ですね。

読み進めていく間に、初心者の方が上級者になれる様に進めていく予定ですので、是非とも続きを楽しみにお待ち下さいね!

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